コラム2

ー無駄を承知の上での贅沢さー

1990年頃より車の性能、装備はとても良くなり必要なものは充分装備されました。

然し、年々販売戦略の為により多くのゴチャゴチャ増やした装備をした結果、下取りに出す時初めてセールスマンに「ところでこの装置は何だった?」と聞かれているのを良く耳にします。

美しさの追求・・・
それは経済的なものとは少し違うと思います。

一口で云えば
「車の造り手が作る事を楽しめる、思い入れを何処まで追求するか」
と云う事に尽きると思います。

言い換えれば「車を儲ける為に作る」のと「車を楽しんでもらう事を楽しみとして考えて作る」の違いでしょう。

その方面の方にはお叱りを受けるかもしれませんが、前者は現在、後者は手作りを許された時迄でしょう。

後者の中にダブルシックスも居たのです。

”無駄を承知の上での贅沢さ”

これは私達が日本車には無い欧州車に求める一番の魅力であります。